畳掃除の裏技
大量の液体は染みてしまう
フローリングやカーペット、じゅうたんのお掃除の裏技を紹介してきました。そこで気になるのが「畳」です。同じ”床”繋がりですが、畳はどうしても掃除が困難だと思います。カーペット以上に動かしにくいものですし、洗うといったことが全く不可能です。もし畳に何かをこぼしてしまったら…。液体はあっという間に染み込んでしまいます。こぼしたものは綺麗に拭き取れず、シミになってしまったという経験も少なくないでしょう。畳の張替えは自分ではできませんし、結構お金がかかります。綺麗な畳でいて欲しいからと上にカーペットを敷く方もいるでしょうが、大量の液体ですとやはり染みてしまいます。それに、せっかくの畳をカーペットで覆ってしまっては勿体ないと思いませんか?
現代の日本の家屋は、洋風な造りのものが多いです。 そんな洋風な建築であっても、一部屋くらいは畳のお部屋をという家庭は多いようです。 日本人の血と申しましょうか、やはり畳のお部屋というのはくつろげますし、落ち着くようですね。 けれど、畳はフローリングのように、汚れを簡単に拭き取って終わりというわけにはいきません。 液体ですと、シミは覚悟です。そんな時に使える、畳のシミ落としの裏技があるのをご存知ですか。
汚れを落とす以外は基本はから拭き
あまり畳を見ることがない方が多くなってきたので、知らない方もたくさんいると思います。実は畳には、白い粉のようなものがついています。これが何かと申しますと、色あせを防いだり、傷から身を守るバリアのようなものなのです。つまり、この白い粉のようなものを水で拭き取ってしまうと、畳が傷みやすくなるのです。基本的なことですが、大事なことです。「汚れを落とす以外は基本はから拭き」というのを守ってください。
たとえガムの汚れや、カビの汚れであっても、水拭きはしないでください。そんな畳に、もしガムがこびりついてしまったら?乾いた雑巾かいらない布を用意し、シンナーまたはベンジンをしみ込ませてください。それを、そっとガムに当てて拭き取ります。もしガムが畳の目に入ってしまったら、汚れた部分に布をおいて上からアイロンをかけましょう。アイロンの熱で温められたガムは柔らかくなるので、拭き取れやすくなります。ガムを取り除いたら、その上からきちんとから拭きしてあげましょう。これは覚えておくと、もしもの時に役立ちます。とにかく、畳はから拭きが基本です。畳を長持ちさせたかったら、大切なことですね。